HOME > 茜空 > 茜空 歯ブラシを咥えながら、 2023年8月21日 歯ブラシを咥えながら、 やけにミントを辛く感じていた。 背中では、ロシナンテII世が 自分の白い尻尾を追いかけて、 馬鹿みたいにくるくると周り続けている。 南側のはめ殺しの窓を 下弦の月が渡ろうとしている。 こんな時、『もしも…』だなんて考えて、 眠れなくなってしまう、下品な弱さが 僕にはあった。 Twitter Share Pocket Hatena LINE URLコピー -茜空