星空

柔らかいライン

柔らかいラインのシルエットが

逆光線に浮かぶ。

吸い込まれるように凝縮されて

この世界に産まれた一雫の涙。

あなたの寝顔のすぐ側で

音のない夜明けが響いている。

きっと僕には不相応なのだろう。

こんなにかけがえのない日常が

尊すぎて怖い、苦しい。



-星空