茜空

明け方の

明け方の

白碧の霞空が

静寂を包み込んでいる。

そういえば

朝晩は冷え込むような季節になっていた。

透明で視えない

手枷足枷(てかせあしかせ)を

引き摺るように生きて来て。


-茜空