茜空

冷徹な瞳をした

冷徹な瞳をした孤独が

美しくも、猥雑でもある

都会(まち)をトレースしてゆく。

浮き彫りになる

光も陰も、歓びも悲哀も

ただ明けゆく、

変わらない朝に

息を飲む。



-茜空