星空

プリズムを抜けた光の糸で

プリズムを抜けた光の糸で

あやとりをしているかのような

そんな感覚だった。

指先に絡んだその煌めいた糸で

彼女は星座を結んでいった。

冬の街に吐息の白。

「雪を降らせて。。。」

と彼女は言った。



-星空