星空

ジメジメとからり

ジメジメとからりの風の変わり目。

吹き出した汗に

心地よい喉ごしのビールを呷る。

遠くで名残り惜しそうな花火の音。

R2がじゃらしを持って、

「遊べ。」と催促をしてきた。

なんでもない夜を

今という空気が吹き抜けてゆく。

空になったビールの缶が

妙に軽く感じた。



-星空