青空

ウチのR2は

ウチのR2は

時々、庭先を見つめて嘶(いなな)く。

彼の目線で流れていく世界を

僕はよく想像してみる。

僕達が大人になって。

子供の頃育った世界を

果てしなく大きく感じてたことに驚くように。

R2の見つめている世界を

僕はうまくは想像できてはいないだろう。

僕は彼のいい相棒だろうか?

僕は窓辺に座る白い背中に呟く。

「愛してるよ。」



-青空