星空

それはひとふさの綿雪。

それはひとふさの綿雪。

それはひとひらの桜の花びら。

伸ばした手のひらに触れると。

ふわっと。

ほのかに。こころで開いた温度。

「ねぇ」

響いた暗がりに霧散してゆく感情。

そこに。

あなたはいてくれるのだろうか?


-星空