茜空

きっと、

きっと、

その要素は僕にも、

僕達にもあった気がするんだ。

今となったら、

それが良かったのか、

悪かったのかは別として。。

僕は一時(いっとき)顕れた

その痣に気付かなければ、

命(とき)を奪われ続けなければ、

君を憎んだままだったろうし。

間違いなく、ダメになっていた。

僕は確実にそういう毒素を抱えた男だった。

今がそうでないとはとても言えないが。。



-茜空