うん、そうだね。真実は残酷かもしれない。
でもね。
それだけではないんだと思うんだ。
世の中には、いろいろなテイストの、いろいろな層の物語があって。
違う層の、違う世界線の物語が真っ赤な嘘だとか、意味がないとか、何の価値もないとかって、全くそんなのは違うと思うんだ。ましてやそこに物語の大小、なんてない。
こうやって、長らく物語を集めているとどの瞬間も同じくらい、心を動かされてるのがわかるんだ。
だから最後。そんな物語たちを思い出して、よしって言えたらいいんじゃないかなって思ってる。
僕にしては、上等な人生だったんじゃないかなって。